2011年12月2日金曜日

釜石市との話し合い

2011117

事務局長がアンケート結果を説明し、箱崎町復興まちづくり実行委員会で承認された竹沢案を説明した後、市からの意見。

○防潮堤を整備するのは県。高台移転と道路の建設は市。県には予算が付いているが、その枠を市が自由に使えるかどうかは、今のところ不明。第三次補正予算の動きを見守っているところ。
○高い防潮堤を作らないとすると、第2防潮堤の下の土地は、今回の浸水区域であり、居住不可能地域ということで、国の買い上げの対象となる。その買い上げ代金で、復興住宅の購入資金に充当することができる。
○復興住宅は1ケ所で良いのか、それとも地区ごとに3ケ所必要なのか。1ケ所で済むとありがたい。
⇒老人健康施設や、保育所をその近くに建設してもらえるなら、1ケ所でという話が出てくるだろう。復興住宅は、入居者の多くが高齢者と思われるので、できれば平屋、せいぜい2階建てにしてほしい。
○釜石に21浜ある。全部で予算が2000億ぐらい。とすると、1浜で100億というのがめどか。
○風力発電については、鳥類保護と国立公園の問題がある。調査におそらく5年はかかる。また、送電線をだれが作るのかという話がある(のでむずかしい)。
○低地の3分の1が農地、3分の1が公園やグランド、3分の1が漁協関係の土地という案は、今後の経済発展のためにはありがたい。
10mの高さの土地に45mの防潮堤だと、今回の津波では2mほど浸水する恐れがある。それで住民はよいのか。
⇒もし津波が来たら、裏の高台に逃げることを徹底しておく。今回の案は、避難場所に近い点にメリットがある。また、もしここに8m高の防潮堤を作れば、完全に守ることができる。しかし、そうなると盛り土が7m高になり、建設に時間と費用がかかり非現実的。
○下の土地は、将来的に建物が建設できなくなる。そのことを地権者は承諾しているのか。
⇒まだそこまでの話し合いは進んでいない。
○こういうぐあいに具体的に提案してもらい、住民の意見をまとめてもらえると、市としてはありがたい。市としてもこれをもとに、具体的な絵を描いていきたい。
○それに際しては、海岸の防潮堤ではなく、内陸の防潮堤だと、どれくらいの浸水が予想されるのか。全体として費用はいくらかかるのかなど、シミュレーションをしていきたい。
○住民に対して、今回の案を最終案として提示するのではなく、叩き台の案として提示して話し合ってもらいたい。

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