釜石市箱崎町まちづくりの三原則
〇津波や台風でも冠水しない道路の一刻も早い建設を。道路がなければ住民は戻らない。
〇防潮堤の建設より、高台移転を優先。
〇箱崎半島の全集落が利用できる施設の建設を(保育所、老人健康センター、郵便局など)。
釜石市の復興プラン(2011年10月2日に提示)
海岸部に12.5mの防潮堤(ピンクの部分)を建設し、その陸側に3m高の道路(グレーの部分)を第2線堤として建設することで居住地を守る案。問題は、防潮堤の建設に多大な費用と時間がかかること。その間、住居の建設が不可能になること。巨大な防潮堤の建設により、海を眺めながら暮らしてきた漁民の生活や文化が失われること。
竹沢案(2011年11月6日に提案)
海岸部の防潮堤は現行のままに残し(ピンク)、 標高10mの高台に、4.5m高の第2線堤(ピンク)を築き、3.5m高の道路(グレー)をその内側に築き、山側の土地に盛り土をして住宅地とする(茶色の部分)。第2線堤の周囲に住居を配置することで、コンパクトなまちづくりを実現し、海を眺めながら暮らしてきた漁民の生活と文化を守る。また、堤防の圧迫感が少ないので、景観的にも優れたものになる。
竹沢案 鳥瞰図
(作図:究建築研究室)
(参考)釜石市箱崎地区の震災後の衛星写真
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